6月19日(日) 厚木市社会福祉協議会主催の令和4年度災害救援ボランティア支援センター運営スタッフ登録者向けステップアップ研修が厚木市保健福祉センターで実施されました。
当会からは、顧問の濱田SLと県央ネットの山岡SL,天寺常務理事が講師として対応しました。
この研修は、2019年から3カ年計画で実施されたものですが、途中コロナ禍のため延期なるなど4年にわたる研修となりました。
参加者は、社協職員のほか、運営スタッフ登録者として厚木災害ボランティアネットワーク、地元JCのメンバーなど約30名が参加しました。
最終回となる今回は、午前中に災害救援ボランティア支援センター(以下、災害VC)の設置運営訓練を行い、災害VCの基本的な流れと各セクションの役割などを確認しました。随所で、濱田顧問から過去の災害からどんな活動が行われたのか、また災害VCを運営する上での工夫などの講評がなされました。
午後は「災害ボランティアセンタースタッフとして必要な視点」と題して「Sata-SEN」を活用しながら、天寺常務理事がワークショップを行いました。
参加者からは「研修を通して失ったものが必ずしも目に見えるものだけではないことに気付かされました。目に見えていないことに対しての支援、気遣いにも気を
配ることが大切と思いました」との感想が聞かれました。
4年にわたる研修を通じて、また一つ、顔の見える関係ができ、県央地域でのネットワークが構築されたものと思います。
なお、県央域の一連の研修は、かながわネットのSLの会員の手によって約10年をかけて、座間市、愛川町、大和市、清川村、厚木市の社協と連携して行われたものです。
いずれの社協もおおむね3年をかけてVCスタッフ養成講座として行いました。海老名市、綾瀬市、相模原市は別の団体が取り組んできました。
目指すところは次の大規模災害の時に、3・11の時の「神奈川の遠野市」の役割を担うことを考えての活動です。高齢化の進む地域が、いかに外部のボランティアなどを受け入れて気持ちよく活動をしてもらえるか「受援力の強化」を念頭に取り組んできました。
この間、活動にご協力をいただきました関係者に感謝を申し上げます。